食育の一環で、今年も年長児が味噌作りを
体験しました。
毎年、味噌作りでお世話になっている井上麹店の
井上さんに今年も教えてもらいながらの体験です。
毎日給食で飲んでいるお味噌汁のお味噌は、
何から出来ているのか?という質問に「大豆!」と
答えていた子どもたち。でも…どうやって大豆が
お味噌になるのかは、ちょっと分からない様子。
大豆を潰して、お塩と麹を混ぜることを教えてもらい、
一人一人が自分専用の袋の中でやってみる事に。
いつも食育の時間に話を聞かせてくれる
栄養士さんや先生達に手伝ってもらいながら
味噌作りを進めていきます。
少しずつ潰れてくると、袋越しでも大豆の香りが
してきました。潰した大豆に塩と麹を混ぜてまた
袋の上からもみもみ…
「なんかお味噌汁の匂いしない?」と
話ている子ども達も多く、大豆がお味噌に変化して
いく過程を五感で感じている様子でした。
良く混ざったら一つの塊、まるでお団子のような
形にまとめていきます。
「みんながいつも作ってる泥団子に似てるんじゃない?」
という井上さんの言葉に皆、頷いていました。
まとまったら自分の名前が書かれた袋に入れて
樽の中に入れました。
お味噌が出来上がるのは、約3~4カ月後だそうです。
その間には、お味噌をムラなく発酵させるための
“天地返し”も行います。
子ども達の中には、作った日に食べることが出来ると
思っていたお友達もいたようです。
毎日食べている食材が、どんな風に出来ているか
過程や時間を知ることで、子ども達の興味や関心
が深まった様子でした。
また作ってくれた方への感謝の気持ちも育んでいきたい
と思っています。