自分で考え、やりたいようにとことんやってみる

シャボン玉、上手にできるようになったけど、先生みたいに大きく膨らませるには、どうしたらいいのかなあ…？

一生懸命吹いています。いっぱいできるけど、

「おおきくならないなあ…。」と、もう２０分も頑張っています。

わたしは、隣で大きく膨らませて見せますが、やり方は伝えません。じっと見ながら、どうやったらいいのか、2歳児なりに一生懸命考えているのがわかります。

「あ、おしい！」「今の大きかったね！」と、言っているうちに自分なりにコツがつかめたようです。

「できた！！」

そうっと、そうっと、

でも優しすぎず、強すぎず、

今度こそと集中して吹いています。

シャボン玉が大きく膨らみ、

ふあふあと飛んでいくのを　慎重に見送ると、

「できた！みてみて！！」と、この日一番の大きな声！

「すごいねえ！」と言っている間に、すぐに壊れてしまったけれど、とっても満足そうでした。そして、またすぐにもっと大きくしようと挑戦していました。

この中に、「こうしてみたら？」などという大人の指示はありません。ただ子どもが、試行錯誤している姿を見守っています。

２歳児でもすでに、こうして自分で考え、試してみようとする力があるんです。わたしたち大人が、色んなことを言わなければ、その力をちゃんと発揮することができるのですね。

子どもって、自分で育ちゆく力を持っている素晴らしい存在なのです。